G77って何?
G7 ( カナダ、フランス、ドイツ、イタリア日本、英国
米国で構成される政府間政治フォーラム ) や
G20 ( G7に参加する7か国、EUおよび新興国12か国の
計20の国々と地域から成るグループ ) と
言う言葉は、よく耳したことが
あると思いますが
【 G77 】と言う言葉は聞いてことあるでしょうか?
G77とは?
1964年の第1回国際連合貿易開発会議総会時に
アジア、アフリカ、ラテンアメリカの
開発途上国77か国によって形成されたグループの
ことです。
参加国は、下記の地図の
緑色にマークした国々です。
ちなみに、上記の地図には
中国も入っていますが
中国は正確にはG77には数えられていません。
中国の位置付けは
『 G77の主導的な支援国 』と言う
立ち位置で
『 G77 + 中国 』と呼ばれることが
多いです。
G77が発足した1964年は
正直、大きな力を持っていませんでした。
しかし、ここに来て
世界のパワーバランスが変わろうとしており
G77が大きな力を持つようになってきたのです。
G77がなぜ大きな力を持つようになったのか?
G77の参加国のMAPを
もう1度、よく見てください。
特に下記の部分を。
G77 の中にはアフリカと中東が
入っているのです。
昨日のブログでも書かせて頂きましたが
参照:Vol.1204:リープフロッグ型発展とは?
今、この
『 アフリカ + 中東 』が
とんでもなく力を付けてきており
アフリカの開発は中東マネーでカバーできますし
アフリカは、人、資源はめちゃくちゃ豊富であり
もはや、西側諸国の支援など必要なくなってきています。
それが結果的に
G77が、世界の中で存在感を示すようになってきたのです。
また、G77の中は
『 アフリカ + 中東 』だけではありません。
ブラジルを筆頭とする南米勢。
シンガポール、インドネシア、インドを
筆頭とするアジア勢。
これらの国も力を付けてきているので
あと10年もすると
この『 G77 』が世界を動かしていくと
感じています。