移住ブームや、グローバル化の波で
海外居住者になることもけして
珍しくはない時代にはなりました。
そこで問題になるのが
日本国内の銀行口座です。
事実、私も日本に住んでいないこともあり
『 日本の銀行口座はどうしていますか? 』 と
質問を頂くことがあります。
実際、私個人においては
『 日本の銀行口座は1つも持っていません 』。
また、日本国内の銀行の対応を確認すると
ほとんどの銀行で
『 非居住者は口座解約 』 となっています。
海外居住者であることを黙ったまま
オンラインで銀行口座を使い続けている人もいますが
近年はIPアドレスをチェックして
海外IPからのアクセスを拒否したり
それを回避するために『 VPN 』 で海外にいながら
日本のIPアドレスでログインを試みても
VPN対策により、アクセスを拒否され
使えないと言うケースが増えてきています。
しかし、一部の銀行では
『 非居住者向けのサービス 』 を提供している
銀行もあります。
『 非居住者向けのサービス 』 を提供している
銀行が下記です。
【 みずほ銀行 】:海外勤務者向け日本国内送金サービス
【 三菱UFJ銀行 】:出国前にグローバルダイレクトを契約
【 三井住友銀行 】:出国前にグローバルダイレクトを契約
【 プレスティアSMBC信託銀行 】:
住所変更届 (海外居住) を提出すれば、口座を持ち続けることができる。
国際キャッシュカードを申し込むことも可能。
おすすめは
【 プレスティアSMBC信託銀行 】 です。
理由は
『 国際キャッシュカード 』 の発行です。
海外にいたとしても、海外のATMから
お金を引き出すことができるのが
『 国際キャッシュカード 』 で、これがあると
便利なことが多いです。
今現在、海外居住者でも使える
国内の銀行サービスはありますが
でも、これも時間の問題だと見ています。
それが 『 マイナンバー 』 の問題です。
政府はありとあらゆる物に
マイナンバーを紐づけることを躍起になっています。
・ 健康保険証
・ 運転免許証
・ 銀行口座
・ 証券口座
などなど。
そして、政府はこれらのマイナンバーの紐付けを
前倒しし、2024年から運用開始をできるように
進めています。
また、今までは海外居住者になると
マイナンバーは失効していたのですが
2023年から海外居住者になっても
マイナンバーカードの返還は不要で、保持が可能に!
2024年には海外居住者も日本国内で、マイナンバーカードの
取得・再発行・更新ができるようになり、その後は
在外大使館や在外総領事館での取得・再発行・更新が
可能になる予定です。
つまり、このことから読み取れるのは
今後は
① 『 海外居住者もマイナンバーを紐付けしていくよ! 』
② 『 マイナンバーがないと銀行口座はもう使えないよ! 』
と言うことです。
そして、ここからは私の想像ですが
近年、海外の銀行口座も税金番号の提出を
要求をしてきており( 日本で言う所のマイナンバー )
海外居住者でもマイナンバーが失われないと言うことは
日本政府は海外居住者の所得も正確に補足できる
ようになる可能性があると言うことです。
そして、その先に待ち受けているのは
間違いなく 『 海外居住者でも日本で税金を支払え! 』です。
海外居住者でもマイナンバーが失効しないとなると
一度、発行してしまえば最後
日本政府と鎖で繋がれたことになり
もう逃げることは不可能となります。
つまり、現在
海外居住者の方は、日本戻った際に
国内のサービスを使いたいために
『 マイナンバーを発行するか? 』
国内のサービスは一切諦めて
『 マイナンバーを発行をしないのか? 』
と言う踏み絵を踏まないと
いけなくなるかなぁ?と思っています。
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