リープフロッグ型発展とは?
『 リープフロッグ型発展 』と言う言葉を
聞いたことがあるでしょうか?
最近、アフリカ経済でよく耳にする言葉ですが
これは 『 既存の社会インフラが整備されていない
新興国において、新しいサービス等が先進国が
歩んできた技術進展を飛び越えて一気に広まることを
リープフロッグ現象 』 と呼んでいます。
リープフロッグは 『 カエル跳び 』 と言う意味があるのですが
『 カエル跳び 』 のように、飛び越えて成長していく
と言うことから 『 リープフロッグ型発展 』 と
呼ばれるようになりました。
分かりやすい例を言うと
『 電話 』 の事例が分かりやすいと思います。
日本では、まず初めに国民に広がったのが
『 固定電話 』 で、その後
多くの人が 『 携帯電話 』 と言う物を持つ
ようになりました。
しかし、今のアフリカには
最初から 『 携帯電話(しかもスマフォ)』 と
言う世界であり、このことを
『 リープフロッグ型発展 』 と言います。
今のアフリカ経済に西側諸国の支援はいらない!
皆さんが思う、アフリカとは?
どんな世界でしょうか?
こんなアフリカをイメージしている人が
多いのではないでしょうか?
もちろん、上記のような国のアフリカが
あるのも事実ですが(アフリカは広いので)
私達が見ているアフリカは、下記のような感じです。
アフリカ54ヶ国の中のトップ3
エジプト、ナイジェリア、南アフリカは
上記の写真のような感じで
けして 『 貧しい 』 と言うイメージはありません。
そして、今のアフリカは
『 リープフロッグ型発展 』 により
急速に成長をしてきており
もはや西側諸国の資本を必要としない
『 新しい枠組み 』 と言うのが
できようとしています。
それが
『 中東 』+『 アフリカ 』 の形です。
過去の形は
『 西側諸国 』 や 『 中国 +ロシア 』
アフリカに資金援助みたいな流れがありましたが
最近は
『 エジプト、ナイジェリア、南アフリカ 』
が、自らアフリカの周辺諸国に支援をする
流れがあったり
『 UAE(ドバイ)、サウジ、カタール 』 などの
投資マネーが、ガンガンアフリカに入ってきています。
アフリカ=中国 ?
それは、もはや少し前の話であり
(もちろん、今でもアフリカへの中国投資はありますが)
『 アフリカ+中東 』 と言う
世界観になってきています。
私はこの流れを見ていて
感じるのは、今後、世界の中で
『 覇権を握る国はいなくなるのでは? 』
と言うことです。
・西側諸国
・中国 + ロシア
・中東 + アフリカ勢
みたいな構図の、多様化された
覇権の構図になると思っています。
そして、その世界観では
『 基軸通貨=USD 』 と言う概念も
なくなるのでは?と思っています。